こぱんはうすの音楽療法♪

 

 

 

 
音楽療法（ミュージックセラピー）のセッションのご紹介です。

 

音楽を使って、音楽以外の様々なスキルや

能力を伸ばしたり獲得したりすることを目指します。

今回は、1)認知の領域、 2)感情の領域に焦点を当てたセッションです。

 

 

1)認知の領域
認知といっても、記憶、注意力、集中力、実行機能など様々です。

今回は、認知の領域の中から、注意力と実行機能に焦点を当てたものです。
まずは、注意力。
音楽療法士が弾くキーボードに合わせて、

自分が持っている楽器を速く、ゆっくり、小さく、大きく鳴らしたり

一時停止したり、リズムを真似したり、、、
注意力の向上を目指します。

 

 

次に、実行機能。
これは、行動、思考、感情を制御する能力です。
具体的には、選択したり、決断したり、計画を立てたり、優先順位をつけたり、

始めた物事を最後までやり通したり、といった認知の領域でも比較的高度な能力です。
楽器が書かれた絵カードを使って、まずは好きな楽器を決められた数だけ選びます。
それらの絵カードを演奏する順番に並べます。
並べた絵カード通りの順番で、ひとつひとつの楽器を最後まで演奏していきます。

 

 

 

2)感情の領域

音楽を通して複数の異なる感情を認識したり、表現したり

相手の感情を汲み取ったりといったことも行います。

 

まずは、感情の絵カードに合わせて

楽器を選んで即興演奏してもらいます。

「かなしい」、「たのしい」、「おこる」等。。。

 

それができたら、一つの楽器だけを使って

いくつかの異なる感情を表現してもらったり、

相手が演奏した感情がどの感情を表現しているか当ててもらったりということもします。

 

 

音楽療法では、児童のニーズに合わせて、認知や感情の領域以外にも

コミュニケーション、ソーシャルスキルなどの社会性、運動機能の領域にも働きかけていきます。

 

音楽療法に関する簡単な説明動画は

以下のリンクにアクセスしてご覧ください。
https://youtu.be/ZQKcVEXqr5I